
ヴィンテージインテリアの魅力 ヴィンテージ家具など 時代に流されないインテリアテイスト
リフォームを考える際に、大人っぽい格式高さとノスタルジックな雰囲気があふれるヴィンテージテイストのインテリアに憧れる方は多いのではないでしょうか。どことなく海外のインテリアを思わせるおしゃれな雰囲気や、時代のトレンドに左右されない点も人気の理由ですね。
そこで今回は、リフォームを機にヴィンテージスタイルを取り入れてみたいとお考えの方に、その魅力や特徴、リフォームのポイントについて改めてご紹介いたします。
ヴィンテージインテリアの魅力・特徴とは

ヴィンテージとは本来、「古くて価値のあるもの」という意味を含む言葉です。このことが示すように、ヴィンテージテイストのインテリアは、何と言っても新しいものに出せない趣や懐かしさが魅力です。落ち着いた大人の雰囲気が演出できるため、男女の区別なく人気があり、豊富な選択肢の中から好みのものをじっくりと吟味し、時間をかけて空間作りができるのもメリットでしょう。
このインテリアテイストは、年代を感じる家具や小物を用いるのはもちろんですが、床や壁など、お部屋に使う素材や色柄も、味わいを感じるものを使うのがおすすめです。丁寧に何度も塗装された木目や、使い込まれた雰囲気のアイアンや真鍮、古き良き時代を感じるレンガ、現代的でありながらも温かみを感じるコンクリートなどがマッチします。こうした素材と相性の良いスモーキーカラーや落ち着いたブラウン系、引き締めカラーのブラックなどを重ねることで、より深みのある空間が作れます。
ヴィンテージ家具を活かすためのポイント

ヴィンテージインテリアに挑戦する時、まずは、家具を購入するところから始めようと考える人も多いでしょう。
ここでは、ヴィンテージ家具を活かすためのポイントについて紹介します。
●ユーズド感のあるヴィンテージ家具を上手に使う
ヴィンテージに明確な定義はありませんが、アンティークが「製作されてから100年以上経ったもの」に対して使われることが多いため、製造されてから100年未満かつ10〜30年ほど経った価値のあるものをヴィンテージと呼ぶことがあります。
本格的なヴィンテージルームを目指すなら、この期間に作られた中古のヴィンテージ家具を手に入れたいものです。作られた国によって家具のテイストが異なり、特に人気があるのは、北欧やアメリカのヴィンテージ家具です。昔の人の生活に思いをはせながら家具を使うことで、よりヴィンテージスタイルの部屋づくりを楽しめるはずです。
ただ、中古品を購入する際は注意しなければならない点もあります。使い込まれたヴィンテージ家具は修理をしっかりしてくれる業者の仲介で購入しないと、ガタつきなどの不具合が起きる可能性が考えられます。責任をもって修理を行ってくれる良い業者に出会えるかどうかが、質の良いヴィンテージ家具を手に入れるための大きなポイントになります。
また、本物のヴィンテージ家具は希少価値が高いため、その分値も張ります。
一方で、ヴィンテージ風に仕上げられた、新品で比較的安めの家具も販売されています。革や布を使ったレトロなデザインの椅子や木目調のテーブルは、新品ながらもユーズド感があり、気軽にヴィンテージ風のインテリアデザインを作りたい場合に便利です。
なお、期間を決めてヴィンテージスタイルを試してみたいという人には、ヴィンテージ家具のレンタルサービスを使う手もあります。
●アクセントカラーを使い、重すぎない内装を演出する
多くの場合、ヴィンテージインテリアでは、ルームカラーに黒やグレーなど重厚感ある色が取り入れられています。しかし、ルームカラーが重すぎると、ただただ暗い印象の内装になってしまう可能性があります。
そのような場合は、重厚感を持たせるのはベッドやソファーなど部屋の中心となるヴィンテージ家具に任せ、壁などに白や黄色などの明るいアクセントカラーを用いてみてはどうでしょうか。こうすれば、ルームカラーが重くなりすぎずにすみます(実際のデザインは後述の「ヴィンテージインテリアの種類」を参照してください)。
また、ヴィンテージルームの重厚感を和らげる工夫としては、オレンジなどの明るく柔らかい雰囲気を醸し出す照明を取り入れる方法もあります。
ヴィンテージインテリアの種類
ヴィンテージインテリアには、アンティークやレトロなど、エイジングが感じられる家具や雑貨を使用するという共通点はありますが、空間作りに明確なルールがあるわけではありません。
※ヴィンテージ、アンティーク、レトロの違いは下記の記事を参照。
⇒「レトロな部屋と現代風をミックスした“おしゃれな部屋”!」
古いものと新しいものとをミックスマッチさせたり、温もりを感じる木素材と無機質な素材を合わせてコントラストを楽しんだりとさまざまです。DAIKENではそのヴィンテージの表現例として、2つのヴィンテージインテリアテイストを提案しています。
ひとつめはエイジング感のある風合いを持った木目や、金属、コンクリートなどの異素材を、シンプルで現代的なデザインで組み合わせた「モダンヴィンテージ」です。優しい木肌の温もりにマニッシュな趣がプラスされ、より都会的でスタイリッシュな空間を表現できます。

もうひとつは、現代的な住空間に温もりのあるデザインを取り入れた「ヴィンテージミックス」。レトロなデザインを取り入れた室内ドアや、風合いのある木目柄の床材で、新しい住宅ながらも本格的なヴィンテージな空間作りが楽しめるインテリアスタイルです。
DAIKENが提案する11のインテリアテイスト⇒「モダンヴィンテージ、ヴィンテージミックス」
リフォームでヴィンテージインテリアを活かすポイント

ワンランク上のヴィンテージインテリアを目指すなら、床や天井、壁、ドアなど、いわゆる空間の「背景作り」が大きなポイントとなります。その点、リフォームは家具や雑貨だけで表現できない「背景」をリアルに再現できるのが最大のメリット。特にヴィンテージスタイルでは、エイジングが感じられる風合い・色合いの建材を選ぶことで、お気に入りの家具やインテリアがより引き立ちます。DAIKENでは、そうしたヴィンテージライクな空間をリアルに再現しながら、「機能性」にも優れた建材を幅広く展開しています。

例えば上記のような「モダンヴィンテージ」スタイルには、床にクールな印象を与える『ハピアフロア スクエア』〈アイアンブラック〉を大胆に投入。ドアと収納部分には柔らかな木目調の『ハピア トレンドウッド調』〈スモークグレー〉を合わせ、コントラストをつけています。さらには間仕切り壁にエイジング感のあるレンガ積み調の壁材『グラビオエッジ ブロッコ』〈ライトグレー〉を取り入れることで、2つの異素材をほどよく調和させ、古さと新しさ、温もりとクールな味わいの対比が楽しめるスタイリッシュなヴィンテージインテリアに仕上げています。

続いてこちらはカルフォルニアの開放的な雰囲気を彷彿とさせる「ヴィンテージミックス」スタイル。アクセントウォールには、明るく爽やかな色合いの木目調壁材『ハピアウォール羽目板タイプⅡ』〈ネオホワイト〉』を取り入れ、カジュアル感を演出しています。
いつの時代も飽きることなく愛されてきた「ヴィンテージインテリア」。リフォームではお部屋の背景を作る建材にも配慮することで、よりインテリアに統一感が生まれます。他と差をつける「おしゃれなヴィンテージインテリアに挑戦してみたい」、でも「お手入れのしやすさや機能性も外せない」とお考えの方は、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
公開日:2022.02.19 最終更新日:2024.10.31
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