ダイケンリフォームマガジン
レトロな部屋・ヴィンテージインテリアと現代風をミックスした“おしゃれな部屋”! 〜ヴィンテージミックス・ソフトカントリー・エレガントモダン〜(11のインテリアテイストシリーズ Vol.2)

レトロな部屋・ヴィンテージインテリアと現代風をミックスした“おしゃれな部屋”! 〜ヴィンテージミックス・ソフトカントリー・エレガントモダン〜(11のインテリアテイストシリーズ Vol.2)

部屋のコーディネートを決める際に、自分の好みを見つける指針として役に立つのが「インテリアテイスト」という考え方です。空間イメージにあった様々なカラー・素材・質感の建材や家具を、様式やイメージで整理したものを「テイスト」として提案しています。この「インテリアテイスト」を基軸にして、部屋のコーディネートを考えると、まとまり感のあるおしゃれな部屋作りがとてもし易くなります。
DAIKENではトレンドやニーズにあわせた独自の「11のインテリアテイスト」を提案しており、数回にわけてこちらを紹介しています。

前回、「インテリアテイスト」についての説明をしましたので、第2回となる今回は、まず「インテリアテイスト」を表すための構成要素として重要な「色」について解説します。そのあと「11のインテリアテイスト」から、「ヴィンテージミックス」「ソフトカントリー」「エレガントモダン」の3テイストを紹介します。

●前回記事:ホテルライクでモダンな“おしゃれな部屋“に住みたい!〜ソフトシック・シックモダン・モダンヴィンテージ〜(11のインテリアテイストシリーズ Vol.1)

インテリアテイストの構成要素のひとつ“色”について

当然ではありますが、色は部屋のイメージを大きく左右します。
DAIKEN REFORM MAGAZINE
例えば、シンプルさが魅力のモダンテイストの中でも「スタイリッシュモダン」は白を基調に黒やグレーを加えた明るく優しいカラーとシャープなモノトーンが映えるテイストで、「モダンヴィンテージ」はコンクリートを思わせるニュートラルグレーと風合いを感じるスモーキーな木目をマッチさせたクールな色使いが魅力なテイストと、色の違いで印象は大きく変わります。

人気の木目柄の建材の例を紹介します。
DAIKEN REFORM MAGAZINE
ブラウンなどダーク系のカラーの建材を使用すると、部屋がシックで重厚なイメージになります。DAIKENが提案する「11のインテリアテイスト」の中では、「シックモダン」や「クラシック」での活用がおすすめです。
DAIKEN REFORM MAGAZINE
ベージュなどのライト系やミディアム系のカラーの建材を使用すると、温かみを感じるナチュラルなイメージの部屋になります。DAIKENが提案する「11のインテリアテイスト」の中では、「ナチュラルモダン」や「ソフトカントリー」での活用がおすすめです。

部屋の中で大きな面積を占め、目に入ることが多い壁面収納や面の色を変えると、部屋のイメージをガラッとチェンジすることができます。好きな色味でも明るさの違いでまた印象が変わるので、シミュレーションツールなどを活用して、自分好みのテイストを見つけ出しましょう。

シミュレーションツールはこちら

このように、色は様々な印象を与えますが、他にも「素材」「仕上げ」「形状」と、テイストを表す構成要素は他にもあります。それぞれ検討した上で理想の空間づくりに挑戦しましょう。

同じレトロ風でも違う?ヴィンテージとアンティークインテリアの違い

具体的なインテリアの紹介に進む前に、「ヴィンテージ」の語源や、「アンティーク」「レトロ」との違いを整理しておきましょう。

「ヴィンテージ」はもともとワインを造る工程そのものを指すフランス語でした。それが後に当たり年のワインを「ヴィンテージワイン」と呼ぶようになり、その後年代物の楽器やカメラ、衣類や家具などにも古き良きものをさす言葉として「ヴィンテージ」という言葉が使われるようになりました。

「アンティーク」もフランス語ですが、こちらには「骨董品」や「古美術品」など、同じ古い物でも、より価値の高いものを指す傾向にあります。
また、「アンティーク」は製造されてから100年以上経過しているものを指すことが多く、「ヴィンテージ」は製造されてから10年以上100年未満のものに対して使われることが多いという暗黙のルールがあるようです。これは、アメリカの通商関税法で「製造された時点から100年を経過した手工芸品・工芸品・美術品」をアンティークと定義し、このルールが世界貿易機関(WTO)でも採用されたことで世界に広まったことが影響しています。

最後に「レトロ」はretrospectiveの略語で、日本語では「懐古趣味」と訳されます。「レトロ」とは、現行の技術で作られた見た目が古いものの事で、アンティークやヴィンテージのように製作時期については問われません。今より少し前に流行っていたもの、当時は広く普及していてありふれていたけれど、最近ではあまり見かけなくなったものなどが当てはまります。

ヴィンテージインテリアとアンティークインテリアを際立たせる家具の種類

DAIKEN REFORM MAGAZINE

レトロでおしゃれな雰囲気を持つヴィンテージインテリアとアンティークインテリアの違いは、家具の種類を見るとより具体的に理解することができます。おしゃれな部屋作りに欠かせない家具から見たヴィンテージとアンティークの違いを紹介します。

・ヴィンテージインテリアに似合う家具

主に100年未満の年代物を指すヴィンテージという言葉通り、ヴィンテージ家具といえば第二次世界大戦後に作られた家具を指すことが多いです。
例えばイギリスのヴィンテージ家具は、戦後の物資不足により高級な材料や派手な装飾が規制された中で作られているため、シンプルで実用的なデザインが特徴になっています。丈夫で水に強いチーク材が使われており、修理しながら使えるのもヴィンテージ家具の魅力の一つです。見た目の雰囲気が無骨で無機質なことからインダストリアルデザインと呼ばれることもあります。
レトロでおしゃれなデザインの家具はヴィンテージインテリアのキーアイテムとして、現代のショップでも人気を呼んでいます。

ヴィンテージインテリアについては、下記の記事もぜひご参照ください。
⇒「ヴィンテージインテリアの魅力 ヴィンテージ家具など時代に流されないインテリアテイスト

・アンティークインテリアに似合う家具

アンティークという言葉が指す年代の範囲は非常に幅広く、また国によってその特徴が違います。 例えば、ルイ15・16世時代のフランスで花開いた「ロココ調」のアンティークインテリアでは、植物のような曲線的な造形を多用した繊細でおしゃれなデザインの家具が生まれました。一方、同じフランスでも1920年代以降は「アールデコ様式」のシンプルなデザインのアンティーク家具が流行しています。

ところ変わってイギリスでは、ヴィクトリア女王治世の黄金期に「ヴィクトリアン調」のアンティークインテリアが流行りました(これは、フランスのロココ調流行期よりも100年ほど後です)。ヴィクトリアン調のアンティーク家具には、豪華絢爛なものから洗練されたものまで多種多様なデザインが存在します。 アンティーク家具はオークやマホガニーなどの高級素材でできていて、装飾が多くデザインも独特のものが豊富です。おしゃれな部屋をつくるためには、アンティーク家具の特徴をつかみ、他のインテリアと雰囲気をマッチさせる必要があるでしょう。

味わい深いヴィンテージを極める 〜ヴィンテージミックス・ソフトカントリー・エレガントモダン〜

それでは今回は、DAIKENが提案する「11のインテリアテイスト」の中から、現代の日本の住宅にアレンジした、「ヴィンテージミックス」「ソフトカントリー」「エレガントモダン」の3テイストを紹介します。

●レトロ素材のアクセントが魅力「ヴィンテージミックス」
「ヴィンテージミックス」は、温かみのあるソファーやレトロな照明器具を取り入れた、懐かしさと暮らしやすさにあふれたくつろぎ空間を実現するインテリアスタイルです。
DAIKEN REFORM MAGAZINE
ヴィンテージなインテリアに欠かせないのは何といってもレトロな家具です。
使い込まれたソファーに合わせてリノベーションされた室内は、低い位置に暖色系の色をまとめて、広さと暖かみを演出しています。
には立体感がある幅広の木目テクスチャーが魅力的な『トリニティ』のオーク柄を使用しています。

ちなみに、「ヴィンテージ」の語源や、「アンティーク」「レトロ」との違いはご存知でしょうか。
「ヴィンテージ」はもともとワインを造る工程そのものを指すフランス語でした。それが後に当たり年のワインを「ヴィンテージワイン」と呼ぶようになり、その後年代物の楽器やカメラ、衣類や家具などにも古き良きものをさす言葉として「ヴィンテージ」という言葉が使われるようになりました。

アンティーク」もフランス語ですが、こちらには「骨董品」や「古美術品」など、同じ古い物でも、より価値の高いものを指す傾向にあります。
また、「アンティーク」は製造されてから100年以上経過しているものを指すことが多く、「ヴィンテージ」は製造されてから10年以上100年未満のものに対して使われることが多いという暗黙のルールがあるようです。これは、アメリカの通商関税法で「製造された時点から100年を経過した手工芸品・工芸品・美術品」をアンティークと定義し、このルールが世界貿易機関(WTO)でも採用されたことで世界に広まったことが影響しています。

最後に「レトロ」はretrospectiveの略語で、日本語では「懐古趣味」と訳されます。「レトロ」とは、現行の技術で作られた見た目が古いものの事で、アンティークやヴィンテージのように製作時期については問われません。今より少し前に流行っていたもの、当時は広く普及していてありふれていたけれど、最近ではあまり見かけなくなったものなどが当てはまります。

●北欧風の爽やかナチュラル空間「ソフトカントリー」
白やベージュといった明るい色合いをベースに、やわらかな木質デザインを活用した、素朴でナチュラルなインテリアテイストである「ソフトカントリー」。
DAIKEN REFORM MAGAZINE
多くの女性に支持されている温かな印象を与えるカントリーテイストに、トレンドであるグレイッシュカラーを取り入れることで相乗効果が生まれた爽やかな雰囲気が魅力のテイストです。北欧風の家具や、観葉植物などのグリーンの要素が映える空間です。

●カラーリングで魅せる洗練とエレガントの邂逅「エレガントモダン」
「エレガントモダン」は、ホワイトを基調とした都会的でシンプルな空間に、さりげなくラグジュアリーさをミックスしたインテリアテイストです。
DAIKEN REFORM MAGAZINE
ヨーロッパのおしゃれなアパルトモンを思わせる白を基調としたコーディネートにパウダーカラーのアクセントが、無彩空間にエレガントな印象を与えます。シンプルでさりげないラグジュアリーが、逆におしゃれという方におすすめのインテリアテイストです。


今回紹介した3テイストは、伝統的でレトロデザインと現代の空間をミックスさせた大人好みのインテリアテイストです。欧米の伝統的なテイストのお部屋に憧れている方はぜひ参考にしてみてください。

その他にもDAIKENのカタログでは様々な建材を紹介しています。リフォームをお考えの方だけでなく、理想のお部屋づくりを構想中の方にも参考になるのではないかと思います。ぜひ一読されてみてはいかがでしょうか。

直接、製品を確認されたい方は、お近くの「DAIKEN ショールーム」でご覧いただき、インテリアコーディネートを楽しんでください。


公開日:2020.01.20 最終更新日:2024.10.31

- おすすめ記事 -

- 人気記事 -

- キーワード -

#間取り #リビング収納 #おしゃれな部屋 #クローゼット #ホテルライク #和モダン #悠々自適 #壁面収納 #壁材 #床材 #天井材 #畳 フローリング #オープンシェルフ #ドア #国産材 #マンションリフォーム #マンションリノベーション #防音リフォーム #和室リフォーム #洗面所リフォーム #部屋リフォーム #キッチンリフォーム #玄関リフォーム #寝室リフォーム #子供部屋リフォーム #バリアフリーリフォーム #床リフォーム #ドアリフォーム #赤ちゃん リビング #耐震 #バーカウンター #大理石 #室内窓 #水回り #勉強部屋 #書斎 #ペット #マンション ペット #犬 フローリング #ねこステップ #ペットドア #床暖房 #掘りごたつ #カウンター #調湿 #消臭 #インテリアテイスト #換気 #トイレ リフォーム #トイレ 床 #階段 #腰壁 #壁 リフォーム #天井 リフォーム