
レトロな部屋・ヴィンテージインテリアと現代風をミックスした“おしゃれな部屋”! 〜ヴィンテージミックス・ソフトカントリー・エレガントモダン〜(11のインテリアテイストシリーズ Vol.2)
DAIKENではトレンドやニーズにあわせた独自の「11のインテリアテイスト」を提案しており、数回にわけてこちらを紹介しています。
前回、「インテリアテイスト」についての説明をしましたので、第2回となる今回は、まず「インテリアテイスト」を表すための構成要素として重要な「色」について解説します。そのあと「11のインテリアテイスト」から、「ヴィンテージミックス」「ソフトカントリー」「エレガントモダン」の3テイストを紹介します。
●前回記事:ホテルライクでモダンな“おしゃれな部屋“に住みたい!〜ソフトシック・シックモダン・モダンヴィンテージ〜(11のインテリアテイストシリーズ Vol.1)
インテリアテイストの構成要素のひとつ“色”について

人気の木目柄の建材の例を紹介します。


部屋の中で大きな面積を占め、目に入ることが多い壁面収納や床面の色を変えると、部屋のイメージをガラッとチェンジすることができます。好きな色味でも明るさの違いでまた印象が変わるので、シミュレーションツールなどを活用して、自分好みのテイストを見つけ出しましょう。
シミュレーションツールはこちら
このように、色は様々な印象を与えますが、他にも「素材」「仕上げ」「形状」と、テイストを表す構成要素は他にもあります。それぞれ検討した上で理想の空間づくりに挑戦しましょう。
同じレトロ風でも違う?ヴィンテージとアンティークインテリアの違い
具体的なインテリアの紹介に進む前に、「ヴィンテージ」の語源や、「アンティーク」「レトロ」との違いを整理しておきましょう。
「ヴィンテージ」はもともとワインを造る工程そのものを指すフランス語でした。それが後に当たり年のワインを「ヴィンテージワイン」と呼ぶようになり、その後年代物の楽器やカメラ、衣類や家具などにも古き良きものをさす言葉として「ヴィンテージ」という言葉が使われるようになりました。
「アンティーク」もフランス語ですが、こちらには「骨董品」や「古美術品」など、同じ古い物でも、より価値の高いものを指す傾向にあります。
また、「アンティーク」は製造されてから100年以上経過しているものを指すことが多く、「ヴィンテージ」は製造されてから10年以上100年未満のものに対して使われることが多いという暗黙のルールがあるようです。これは、アメリカの通商関税法で「製造された時点から100年を経過した手工芸品・工芸品・美術品」をアンティークと定義し、このルールが世界貿易機関(WTO)でも採用されたことで世界に広まったことが影響しています。
最後に「レトロ」はretrospectiveの略語で、日本語では「懐古趣味」と訳されます。「レトロ」とは、現行の技術で作られた見た目が古いものの事で、アンティークやヴィンテージのように製作時期については問われません。今より少し前に流行っていたもの、当時は広く普及していてありふれていたけれど、最近ではあまり見かけなくなったものなどが当てはまります。
ヴィンテージインテリアとアンティークインテリアを際立たせる家具の種類

レトロでおしゃれな雰囲気を持つヴィンテージインテリアとアンティークインテリアの違いは、家具の種類を見るとより具体的に理解することができます。おしゃれな部屋作りに欠かせない家具から見たヴィンテージとアンティークの違いを紹介します。
・ヴィンテージインテリアに似合う家具主に100年未満の年代物を指すヴィンテージという言葉通り、ヴィンテージ家具といえば第二次世界大戦後に作られた家具を指すことが多いです。
例えばイギリスのヴィンテージ家具は、戦後の物資不足により高級な材料や派手な装飾が規制された中で作られているため、シンプルで実用的なデザインが特徴になっています。丈夫で水に強いチーク材が使われており、修理しながら使えるのもヴィンテージ家具の魅力の一つです。見た目の雰囲気が無骨で無機質なことからインダストリアルデザインと呼ばれることもあります。
レトロでおしゃれなデザインの家具はヴィンテージインテリアのキーアイテムとして、現代のショップでも人気を呼んでいます。
ヴィンテージインテリアについては、下記の記事もぜひご参照ください。
⇒「ヴィンテージインテリアの魅力 ヴィンテージ家具など時代に流されないインテリアテイスト」
アンティークという言葉が指す年代の範囲は非常に幅広く、また国によってその特徴が違います。 例えば、ルイ15・16世時代のフランスで花開いた「ロココ調」のアンティークインテリアでは、植物のような曲線的な造形を多用した繊細でおしゃれなデザインの家具が生まれました。一方、同じフランスでも1920年代以降は「アールデコ様式」のシンプルなデザインのアンティーク家具が流行しています。
ところ変わってイギリスでは、ヴィクトリア女王治世の黄金期に「ヴィクトリアン調」のアンティークインテリアが流行りました(これは、フランスのロココ調流行期よりも100年ほど後です)。ヴィクトリアン調のアンティーク家具には、豪華絢爛なものから洗練されたものまで多種多様なデザインが存在します。 アンティーク家具はオークやマホガニーなどの高級素材でできていて、装飾が多くデザインも独特のものが豊富です。おしゃれな部屋をつくるためには、アンティーク家具の特徴をつかみ、他のインテリアと雰囲気をマッチさせる必要があるでしょう。
味わい深いヴィンテージを極める 〜ヴィンテージミックス・ソフトカントリー・エレガントモダン〜
●レトロ素材のアクセントが魅力「ヴィンテージミックス」
「ヴィンテージミックス」は、温かみのあるソファーやレトロな照明器具を取り入れた、懐かしさと暮らしやすさにあふれたくつろぎ空間を実現するインテリアスタイルです。

使い込まれたソファーに合わせてリノベーションされた室内は、低い位置に暖色系の色をまとめて、広さと暖かみを演出しています。
床には立体感がある幅広の木目テクスチャーが魅力的な『トリニティ』のオーク柄を使用しています。
ちなみに、「ヴィンテージ」の語源や、「アンティーク」「レトロ」との違いはご存知でしょうか。
「ヴィンテージ」はもともとワインを造る工程そのものを指すフランス語でした。それが後に当たり年のワインを「ヴィンテージワイン」と呼ぶようになり、その後年代物の楽器やカメラ、衣類や家具などにも古き良きものをさす言葉として「ヴィンテージ」という言葉が使われるようになりました。
「アンティーク」もフランス語ですが、こちらには「骨董品」や「古美術品」など、同じ古い物でも、より価値の高いものを指す傾向にあります。
また、「アンティーク」は製造されてから100年以上経過しているものを指すことが多く、「ヴィンテージ」は製造されてから10年以上100年未満のものに対して使われることが多いという暗黙のルールがあるようです。これは、アメリカの通商関税法で「製造された時点から100年を経過した手工芸品・工芸品・美術品」をアンティークと定義し、このルールが世界貿易機関(WTO)でも採用されたことで世界に広まったことが影響しています。
最後に「レトロ」はretrospectiveの略語で、日本語では「懐古趣味」と訳されます。「レトロ」とは、現行の技術で作られた見た目が古いものの事で、アンティークやヴィンテージのように製作時期については問われません。今より少し前に流行っていたもの、当時は広く普及していてありふれていたけれど、最近ではあまり見かけなくなったものなどが当てはまります。
●北欧風の爽やかナチュラル空間「ソフトカントリー」
白やベージュといった明るい色合いをベースに、やわらかな木質デザインを活用した、素朴でナチュラルなインテリアテイストである「ソフトカントリー」。

●カラーリングで魅せる洗練とエレガントの邂逅「エレガントモダン」
「エレガントモダン」は、ホワイトを基調とした都会的でシンプルな空間に、さりげなくラグジュアリーさをミックスしたインテリアテイストです。

今回紹介した3テイストは、伝統的でレトロなデザインと現代の空間をミックスさせた大人好みのインテリアテイストです。欧米の伝統的なテイストのお部屋に憧れている方はぜひ参考にしてみてください。
その他にもDAIKENのカタログでは様々な建材を紹介しています。リフォームをお考えの方だけでなく、理想のお部屋づくりを構想中の方にも参考になるのではないかと思います。ぜひ一読されてみてはいかがでしょうか。
直接、製品を確認されたい方は、お近くの「DAIKEN ショールーム」でご覧いただき、インテリアコーディネートを楽しんでください。
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公開日:2020.01.20 最終更新日:2024.10.31