DAIKENからの重要なお知らせ

平素より弊社製品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
2022年12月26日付けで「労働安全衛生規則第577条の2第3項の規定に基づきがん原性がある物として厚生労働大臣が定めるもの」（厚労省告示第371号）が告示され、2023年4月1日から適用されています。

※2022年5月に公布された「労働安全衛生規則等の一部を改正する省令」により、厚生労働大臣が定める「がん原性物質」（及びこれを含有する製品）を定常的に取り扱う業務に携わる事業者は、従事する労働者の作業記録等を30年間保存することが義務付けられました。

2023年4月から適用されている約120種の「がん原性物質」のうち、弊社製品では「結晶質シリカ」と「酢酸ビニル」を含有する製品がありますので、これら対象製品のご案内と弊社の対応、ならびにお客様へのお願い事項についてお知らせいたします。

1.「がん原性物質」を含有する対象製品

2022年12月26日付「労働安全衛生規則第577条の2第3項の規定に基づきがん原性がある物として厚生労働大臣が定めるもの（厚労省告示第371号）」に該当する対象物質を含有する^＊製品は下表のとおりです。

＊）対象物質ごとに定められた裾切値以上を含有する意。（結晶質シリカと酢酸ビニルの裾切値は0.1%）

※本リストは2024年4月時点のものであり、今後の原材料の情報更新（SDSへのがん原性物質の追記や変更）や製品仕様の変更等にともない、対象製品が増減する場合があります。（適宜更新予定）

2023年9月時点のリストはこちら ＞

2.弊社の対応 ＜対象製品のSDS（安全データシート）の発行＞

「がん原性物質」を含有する対象製品のSDSでは、「15.適用法令」の項に「がん原性物質」の記載を追記し、順次更新したSDSを発行してまいります。

3.お客様へのお願い

対象製品のお取り扱いに際しては、製品のSDSに記載した取扱い方法を遵守いただくと共に、改正労働安全衛生規則にしたがって、作業記録の作成・保存等の対応をいただきますようお願い申し上げます。

■作業記録の作成・保存について

労働安全衛生規則では、対象製品を取り扱う業務に従事する労働者について、一年を超えない期間ごとに作業記録を作成し、30年間保存することが義務付けられています。

【作業記録の項目例】

• ① 労働者のがん原性物質のばく露状況（がん原性物質の使用量など）
• ② 労働者の氏名、作業の概要および当該作業に従事した期間
• ③ がん原性物質により著しく汚染される事態が生じたときはその概要及び事業者が講じた応急の措置の概要

尚、実施する内容については、リスクアセスメント結果に基づいて事業者自身が手段を決定することになっており、法令で定められた正式な書式等はございません。

＜本件へのお問い合わせ＞

製品に関してご不明な点などございましたら、弊社問い合わせフォームまたは、担当の営業窓口まで、お問い合わせください。

【弊社問い合わせフォーム】https://www.daiken.jp/forms/?cate01=inquiry&cate02=product

なお、作業記録の作成・保存など化学物質管理に関わる内容につきましては、下記の厚生労働省のリーフレットに記載の相談窓口にお問合せのほど、よろしくお願いいたします。

◎厚生労働省　無料相談窓口のご案内（リーフレット）
https://jsite.mhlw.go.jp/hokkaido-roudoukyoku/content/contents/001485364.pdf

法令の解釈に関しましては、以下の厚生労働省ホームページもご参照ください。

◎がん原性物質を定める告示について　（2022年12月26日）
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29998.html

今後とも弊社製品をご愛顧賜りますよう、重ねてお願い申し上げます。