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アスベスト(石綿)分析 解体・改修工事の事前調査に。

解体・改修工事従事者や周辺の方々の健康と安全・環境をサポートします。

DAIKEN R&Dセンターでは、吹付け材および建材中のアスベスト(石綿)の定性・定量分析を提供しております。
建築物の解体・改修工事では、アスベスト(石綿)の有無を事前に調査し、石綿が含まれている場合は飛散防止措置、作業員のばく露防止措置、分別廃棄等を行うことが必要となります。

アスベスト(石綿)関連の法令について

アスベスト(石綿)は、天然の繊維状鉱物です。アスベスト(石綿)の繊維は、肺線維症(じん肺)、中皮腫、肺がんの原因となる可能性があることが知られています。そのため、「労働安全衛生法」や「石綿障害予防規則(石綿則)」「大気汚染防止法」等で規制され、これらに基づく措置が事業者等に義務づけられました。

石綿則の主な改正ポイント

工事前に事前調査を行い、アスベスト(石綿)含有の有無を調べる必要があります。

  • ■建築物の解体・改修・リフォームなどで使用する全ての材料について、アスベスト(石綿)含有の有無を調査し、その調査結果を記録し3年間保存する必要があります。
  • ■建築物の事前調査は、厚生労働大臣が定める講習を終了した者等しか実施することができません。(2023年10月〜)

工事開始前の労働基準監督署への届出が必要です。

  • ■アスベスト(石綿)が含まれる吹付け材や建材などの除去工事を行う際には、14日前までに労働基準監督署への届出が必要です。
  • ■戸建を含む一定規模以上(床面積の合計が80㎡以上の解体工事、請負金額が100万円以上の改修工事)の建築物の工事は全て、アスベスト(石綿)の有無に関わらず事前調査結果等の労働基準監督署への届出が必要です。

DAIKEN R&Dセンターでは、有資格者が分析を行なっています。

  • 石綿分析技術評価事業認定技術者 合格またはAランク:4名
  • 特定石綿含有建材調査者:1名
  • 一般石綿含有建材調査者:3名

ご依頼・分析の流れ

DAIKEN R&Dセンターで保有する高精度な走査型電子顕微鏡、X線回析装置、偏光顕微鏡の3種の分析機器を用いたクロスチェックによるアスベスト(石綿)の定性・定量分析を行なっております。

ご依頼のご相談からお見積り、試料の送付、分析結果のご報告、お支払いまでの流れは下記のとおりです。
ご不明な点につきましては、ページ下部に記載の連絡先あるいはメールフォームよりお問合せください。

お見積り

下記より見積依頼書をダウンロードし必要事項をご記入の上、FAXもしくはメールに添付してお送りください。

お申込み

弊社からのお見積りをご確認いただきましたら、下記より分析依頼書をダウンロードし
必要事項をご記入の上、FAXもしくはメールに添付してお送りください。

分析用試料の採取

建材中のアスベスト(石綿)含有分析をスムーズに行うため、試料は以下の大きさ、量での採取をお願いいたします。
※日本全国からの試料の分析に対応いたします。

吹付け材・保温材のようなやわらかい材料
およそ10㎤(2x2x2cm角)程度を3か所から採取してください。
板状で比較的硬い材料
およそ合計100㎠(10x10cm)程度となるように、3か所から採取してください。
特に床タイル、長尺シートなどについては、接着層も極力含んだ形で必要量の採取をお願いいたします。
塗材
下地調整材も含め、層構成が分かるように、およそ合計100㎠程度となるように、サンプルを採取してください。
  • 同一材料と判断できる建築材料ごとに代表試料を選定し採取してください。
    (例:色違いのPタイルや、仕上げ塗材を同一試料として混ぜないでください。)
  • 分析試料は別の試料が混入(コンタミネーション)しないように注意いただき梱包してください。
  • 試料は外側から見えるように透明の袋に入れてください。
  • 試料はチャック付きポリ袋に二重に入れ、中身が漏れ出さないように密封してください。
  • 袋の表面には、「試料番号」、「採取年月日」、「採取物件名」、「採取場所」、「採取部位」等を記載してください。
  • 採取の際には、必要な保護具などをご使用の上、粉じんの飛散、
    ばく露のないよう十分ご注意ください。詳しくはJIS A 1481 規格群に記載の採取方法をご確認ください。
【分析において望ましい、塗材サンプルの例1】

【分析において望ましい、塗材サンプルの例1】

【分析において望ましい、塗材サンプルの例2】

【分析において望ましい、塗材サンプルの例2】
・粉々になっておらず、層構成が分かる。
・表面塗料~下地調整材まで各層を含む。
・分析にあたり十分な量が確保されている。

【分析において望ましくない、塗材サンプルの例1】

【分析において望ましくない、塗材サンプルの例1】
・粉々になっていたり、量が少なかったりすると層別観察ができません。
(どの層に含まれているかが分析できません。)

【1試料3か所採取の梱包例】

検体を入れる

検体を入れる

二重に袋に入れる

二重に袋に入れる

分析用試料の送付

採取いただいた試料を弊社宛にお送りください。

分析用試料の送付

送付先

〒702-8045 岡山市南区海岸通2-5-8
大建工業(株) R&Dセンター 環境測定・分析サービス 宛
TEL: 086-262-1427
FAX: 086-262-1428

分析

偏光顕微鏡(PLM)、X線回折装置(XRD)、元素分析走査型電子顕微鏡(SEM-EDS)の3種類の分析機器によるクロスチェックにより、精度の高い層別分析結果をご提供します。

分析用試料の送付

速報(2~3営業日)
結果報告書(5~10営業日)

速報のご報告は試料到着後2~3営業日、結果報告書の発送は5~10営業日となります。
ただし、混み具合などによって変動することがございますので、お急ぎの場合は事前にご相談をお願いいたします。

お支払い

お支払いは、決済代行会社の株式会社ネットプロテクションズ(以下NP)への後払いとなります。
NPより翌月月初に請求書をお送りしますので、指定日までに銀行振込みをお願いいたします。
なお、銀行振込手数料はご依頼者様のご負担となります。

その他、ご不明な点につきましては、Q&Aをご参照いただくか、下記の連絡先あるいはメールフォームよりお問合せください。

お問い合わせ・ご相談は(日本全国に対応いたします。)

  • R&Dセンター 環境測定・分析サービス 作業環境測定機関 種別:第5(有機溶剤) 機関登録番号33-18
  • 〒702-8045 岡山市南区海岸通2丁目5番8号
    受付時間:平日9:00~17:30
    (土・日・祝日・年末年始・お盆は休みとなります。)